Q 主人は、1年半ほど前、車に乗っていたときに、運転を誤って電柱に衝突して大腿骨を複雑骨折し、それから杖に頼らないと歩けなくなりました。自損事故で誰にも被害はなく、車の運転にも仕事にも支障はないのですが、自分が障害を負ったことが受け入れられず、私や子どもに当たり散らすようになりました。主人をどう励ましたらいいのか、悩んでいます。(O・K、45歳、女性)

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A 喜びを口にし、書くことで幸せな人生が実現します

回答者:紫谷ゆかり(しこく・ゆかり) (生長の家地方講師)

回答者:紫谷ゆかり(しこく・ゆかり)
(生長の家地方講師)

 突然の事故で、さぞかし驚かれたことでしょう。障害を負ったご主人の姿に心を痛められた心中をお察しいたします。

 私の夫は20年前、くも膜下出血で倒れました。意識不明の状態が長く続きましたが、「人間は完全円満な神の子である」という生長の家の教えに触れていた私は、病床で、「あなたは神の子だから絶対大丈夫」とずっと笑顔で励まし続けました。

 すると夫は、6回の手術を経ながらも命を取り留め、その後、リハビリを続けて少しずつ回復していき、車椅子で元気に暮らせるまでになりました。いつも笑顔の夫は皆さんから愛され、現在、通っているデイサービスでも人気者で、私もそんな夫から元気をもらっています。

 私たち夫婦がそうした明るい生き方ができるのは、生長の家が推奨している、人生の明るい面に注目する日時計主義を実践しているからです。日時計主義の生き方とは、できないことを嘆くのではなく、できることを喜ぶというものです。

 あなたの場合に当てはめてみると、事故が起きたけれども誰にも被害がなかったこと、脚は不自由になったけれど、杖があれば歩けるし、仕事や車の運転にも支障がないこと、何よりもご主人が生きてそばにいること、そうした良い面に目を向け、まずは喜んでいただきたいのです。そしてご主人にも、折ある毎にそうした良い面を話してあげてください。夫婦は一体ですから、あなたの思いはご主人に通じるはずです。

 また、もう一つ、生長の家でお勧めしているのが、『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)に、今言ったような喜びをはじめ、ご主人のよいところや家族への感謝の言葉を綴ることです。私は毎日、この日記に「私の夫は世界一! 宇宙一! 必ずよくなる」と書き続けています。

 喜びを口にし、日記に書くことによって必ず幸せな人生が実現します。希望を持って明るく生きてください。幸せを心からお祈りします。

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