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siro72_Q_A_Q夫と娘1人の3人家族です。夫は自分の物差しで考えを押しつけ、私の気持ちを分かってくれません。話さなければイライラすることもないので、話しかけるのは最低限の連絡だけで、ほとんど会話をしなくなりました。最初は寂しさもありましたが、今は慣れました。ただ、休みの日に夫が家にいるとげんなりします。(A子・36歳)

 ネットでも同じような書き込みをよく見かけます。そこに書かれている内容はもっと辛辣ですが、あなたは、夫との今の関係をどうにかしたいと思って、相談されたのだと思います。

 原因はいろいろあるようですが、結婚や出産・育児によって妻の環境が様々に変化する中、理解のない夫の言動で傷つき、我慢してきたことが心に蓄積され、それが原因となって夫に愛情を感じられなくなってしまうことがあります。

 私たちの心には、ふと思ったことや、すぐに忘れてしまうほど無意識に感じたことでも蓄積され、それがその後の「言動」や「選択」として現れて、自分自身の環境をつくり上げていきます。特に両親や夫、妻に対する感情はとても重要で、それがあなたや子どもの人生の基礎をつくっていきます。普段どのような思いで生活するかによって、人生そのものがつくられるのです。

 それを踏まえると、まず夫婦で話し合うことが必要ではないでしょうか。それは未来へ向けた話し合いです。あなたが過去に夫の言動でつらい思いをしたり傷ついたり、我慢してきたことなどを夫に正直に話し、また、夫がどのような思いで過ごしてきたのかを聞き出すのです。話し合いをすることで、夫があなたの思いに気づいたり、あなたも夫の考えていたことが分かってきて、互いに気づかう点や感謝すべき点が徐々に見えてくると思います。

 谷口純子・生長の家白鳩会()総裁は、著書の中でたびたび、結婚の意義は「人格の完成」にあると書かれています。私たちは結婚を通して、一人では成し遂げられない成長や幸せを感じることができます。また家庭はどちらか一人の努力だけではなく、夫婦二人でつくり上げていくものです。

 人生のパートナーがいることに感謝し、そのような中で、あなたが心に明るい思いを描けば、必ず幸せな未来を創り出せます。幸せな結婚生活を送られるよう、お祈り申し上げます。

 生長の家の女性の組織

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*回答者 岡田香利

生長の家山梨教区光明実践委員。小物作りや洋裁が趣味で、クローゼットの“自給自足”を目指す。

 

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