高校2年生の娘は、勉強に専念するという理由で部活を辞めましたが、スマホでゲームをする時間が増えただけでした。せめて宿題が終わるまでと、スマホを取り上げたこともありますが、泣いたりして感情的になり話になりません。成績も下がって、このままでは大学受験が心配です。(B子・47歳)
勉強に専念するつもりで大好きな部活も辞められた娘さんは、素晴らしいですね。必ず成功しますよ。
私は日系ブラジル人で、日本に留学して、2人の子を育てながら大学院に通いました。その頃は日本語の能力が低く、大学院の高度な研究が理解できない焦りと不安に苛まれる日々でした。真剣に取り組んでいるのに壁にぶつかり、子どもの世話を理由に勉強から目を逸らす時もありました。本当は勉強したいのに、自信をなくしていたのです。
あなたの娘さんも私と同様、熱心に取り組もうと思っても勉強が進まない自分に不安を感じ、ゲームに逃避してしまうのだと思います。お母さんの期待を裏切りたくないという思いから、逆に期待させないような姿勢を取っているのではないでしょうか。受験は時間との戦いという面もありますが、強制しても良い結果は得られません。
いま大切なことは、お母さんの方から、自信がつく言葉をかけてあげることです。「あなたはできるよ」などと励まして、大学受験に執着せず、娘さんを認め、彼女の今まで成功したことを思い出させましょう。そしてテクニカルな面で必要なことは学校の先生や受験のプロに相談し、娘さんを責めることなく力になってあげることです。
谷口雅宣・生長の家総裁は、「子供たちに一番近い親世代の人間が、人生と社会の『真実なるもの』『善なるもの』『美しいもの』を認め、讃美することから始めるべきである。親が人生に喜びを見出さずに、子が幸福を感じることなどできるはずがない」(『日時計主義とは何か?』(生長の家刊)4ページ)と説かれています。
まずは、あなたが娘さんのすべてを受け入れ、明るい面を認め、受験がどんな結果であろうと必ず娘さんの成功につながることを信じて、見守ってあげましょう。明るい心があってこそ、明るい結果が生み出されます。親子共々に幸せな日々の中で、受験に成功することをお祈り申し上げます。
*回答者 平峰恵利花
生長の家神奈川教区地方講師。「善のみの世界」があるということが、すべての人々に伝わることが一番の夢。
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