Q コロナ禍の際、価値観の違いを感じて、私から離婚を申し出ました。私たちに子どもはなく、私は就職して新しい生活を始めたのですが、元夫はうつ病になり、退職したことを共通の知人から聞きました。離婚が原因で元夫はうつ病になってしまったのではないかと責任を感じ、自責の念に苛まれています。(B子・38歳)

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前夫のことを気にかけていらっしゃる、あなたの優しさが伝わってきました。

離婚が前夫のうつ病の原因ではないかと、ご自身を責めていらっしゃいますが、生長の家では離婚を決して「悪」とは捉えていません。離婚と信仰について悩む女性の相談に、谷口雅宣・生長の家総裁は『生長の家ってどんな教え?の中で次のように答えられています。
* 生長の家刊

「何かの理由でお互いの調整の仕方がうまくいかず、結局別れることになったのでしょう。が、その夫婦調和の経験は決してムダになりませんし、争いから学ぶことだってできる。そういう経験の上に立って、さらに自分の中の『無限の可能性』を表現しようと、前向きに生きていかれたらよろしいと思います」(251〜252ページ)

ぜひあなたも前を向いて、ご自身の人生を歩んでいってください。

人間はみな神の子であり、結婚相手は互いに無限の可能性を引き出す尊い存在です。結婚生活では、愛や知恵を与え合いながら、結び合い、生かし合うなかで成長していくのです。きっと、あなたも前夫から様々な愛や知恵をいただいたことでしょう。そのことに感謝し、今は前夫の幸せを祈ることで心の整理がつくかもしれません。

あなたはあなた自身の幸せを大切に考え、後悔のない選択をしてください。今はつらい時期かもしれませんが、勇気をもって進んでください。

私は2度離婚を経験しました。1度目は思い描いていた結婚生活とあまりにも違っていたため半年で実家に戻り、2度目は小2と小5の2人の娘を抱えるなか、夫の金銭問題で離婚に至りました。その後は働きながら、親子3人で平穏な日々を送りました。

あなたにも、きっと素晴らしい未来が待っています。神の愛を表現するのが私たちの使命ですから、愛に生きる人が一番強く、幸せになれると信じています。どうか、幸せな人生を送られますように。

回答者 S.S
生長の家地方講師。

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