「連載 | 美のステージ」の記事一覧

『いのちの環』No.162「美のステージ」トップ画像

古布や天然素材を生かす「裂き織り」に魅せられて

音楽や絵画など、さまざまな芸術分野で活躍する方を取材、紹介する「美のステージ」。
長野県原村に住む牛山よしみさんは、先祖伝来の「裂(さ)き織り」の名手として知られ、昨年(2022)春には「機(はた)織りを楽しむ会」を結成し、後進にも技術を伝えている。

『いのちの環』No.147「美のステージ」トップ用画像

私にとってのピアノは音楽を楽しむこと

音楽や絵画など、さまざまな芸術分野で活躍する方を取材、紹介する「美のステージ」。
ピアニストの高橋咲千子さんは、演奏活動を行う傍ら、仙台市青葉区の閑静な住宅街にあるピアノ教室「サミュゼピアノ研究会」を主宰して8年。5歳の子どもから88歳のお年寄りまで、40人の生徒を抱える人気教室になっている。

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日々違う表情を見せるふるさとの風景を描く

齊藤健一(さいとう・けんいち)さん
これまでに描いた作品その一つひとつから、ふるさとへの愛情が伝わってくる。

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少しずつコツコツと 楽しく絵手紙を描く

濱口卓也(はまぐち・たくや)さん
「毎日少しずつ描いて、完成に近づいてくると心がワクワクします。それが楽しいから描いているのだと思います」
妻の芳美さんと作品を手に。2人は互いに支え合い、強い絆で結ばれている。
「絵に添える言葉は、描いているときに頭に浮かんだことをそのまま書いています」

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感動し、楽しみながら描いた油絵

小田靖子(おだ・やすこ)さん
「一見、殺風景な街並みでも、よく見るとだんだん愛着が湧いてきて、街の皆さんの幸せを祈りながら描きました」
 3年前に描かれたこの作品は、教室の講師の勧めで「第10回室蘭日曜画家作品展」に出品し、NHK室蘭放送局長賞に輝いた。昨年(2021)には、同展に「オレンジのレオタードのトルソー」という作品を出品して、津田額縁店賞を受賞している。

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楽しい思いが溢れる和紙を使ったちぎり絵

石丸豊子(いしまる・とよこ)さん
 さまざまな色の和紙を手でちぎりながら、それを台紙に貼って花や風景などを表現するちぎり絵。ちぎった部分の微妙なかすれが、グラデーションのようになって独特の風情を醸し出す。ちぎり絵を始めて40年以上というベテランの石丸さんは、その魅力についてこう語る。「どんな和紙を使い、どんな絵を描くのか、あれこれ考えを巡らせているときが、一番幸せな時間です。思い通りの作品に仕上がることは滅多にないんですが、それはそれで、また楽しいんです」

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感謝の思いを込めながら切り絵の制作に励む

97歳のI.S.さんの手に成る切り絵は、縦41センチ、横32センチの小品ながら、濃淡のある和紙を用い、風情ある景色が表現されている。「4年ほど前、長女と一緒に埼玉のお寺を訪ねたとき、とても雰囲気があるその光景を目にして感動し、写真に撮って切り絵に仕上げました。とても思い出深い作品です」笑顔で話すIさんが、切り絵に出合ったのは40年前。地元の文化祭で観て感動し、教室に通って習い始めた。その3年後には、「全国切り絵大会」で新人賞を受賞した。

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一心に祈りながら仏像を彫り参らせる

藤崎秀平さん
彫刻の町に生まれた藤崎さんは、欄間づくりに勤(いそ)しむ父親の秀一さん(故人)の姿を見て育ち、高校を卒業後、自然に家業を手伝うようになった。

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水彩画、竹細工に感謝の思いを込めて

三井眞知子(みつい・まちこ)さん
三井さんが水彩画を始めたのは、10年ほど前。知り合いのお嫁さんが開いた銀行ロビーでの展示会で水彩画の美しさに魅了され、水彩画教室に通うようになった。今も月1回のレッスンを受けている。
「絵を描く前には、対象となる花や果物に手で触れてみることにしています。そうすると、手から花や果物の生命力が伝わってきて、絵を描くエネルギーになるんです」

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古典芸能「能」の美しさを油彩画で描く

宮内利正(みやうち・としまさ)さん
「5年前に初出品したときは、100号以上の大作ばかりが並ぶ中、自信がなかった私は、30号の作品を出しました。しかし、思いがけなく入選し、本当に嬉しく思いました」
 入選したのは、室町時代に成立したとされる能役者・能作者、世阿弥作の能「花筐(はながたみ)」の一場面を描いた作品。きらびやかな装束を身に纏(まと)い、顔に木製の面を付け、手に扇を持った能役者の姿が色鮮やかに描かれている。

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一瞬にして散る花火の輝きを写真に収める

木津幸雄(きづ・ゆきお)さん
 日本の夏の風物詩として知られ、毎年、全国各地で開かれる花火大会。中でも有名なのが「三大花火大会」で、そのうちの一つ、新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」には、大勢のカメラマンが詰めかけ、夜空を彩る花火の撮影に興じる。木津幸雄さんは、JR長岡駅前で妻の恵子さんと理容店を営む傍ら、20年前からアマチュアカメラマンとして花火の撮影に勤しんでいる。

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信仰の喜びを シャンソンとカンツォーネに込めて

古谷 浩(ふるや・ひろし)さん
「何気ない曲の調べと言葉で、人の心の機微を表現する奥深さに惹かれて、シャンソンとカンツォーネを始めたんですが、今でも毎日30分は必ず練習しています。大きな声を出すと気持ちがいいですし、何より健康に良いですから」という。