インタビュー|農薬漬け、遺伝子組み換え作物輸入大国から有機農業国への転換を
貿易自由化を推進し、農産物輸出大国の工業型農業によって生産された農産物への依存を高めてきた日本──。しかし、そうした農産物の背後には、看過しがたいリスクが潜んでいると警鐘を鳴らす、食政策センター・ビジョン21代表の安田節子さんに、農産物の遺伝子組み換えの弊害、農薬汚染の実態など日本の食卓の危機について聞きました。
「いのちの環」の特集記事一覧
No.157(4月号)
特集 | 食卓の危機
貿易自由化を推進し、農産物輸出大国の工業型農業によって生産された農産物への依存を高めてきた日本──。しかし、そうした農産物の背後には、看過しがたいリスクが潜んでいると警鐘を鳴らす、食政策センター・ビジョン21代表の安田節子さんに、農産物の遺伝子組み換えの弊害、農薬汚染の実態など日本の食卓の危機について聞きました。
No.156(3月号)
特集 | サステイナブルに暮らしたい
できるだけごみを出さず、プラスチックも使わない、余計なものを買わず、あるものでまかなう、ローカル消費、フードマイレージに配慮する──
そんなサステイナブル(持続可能)な暮らしを心がけている翻訳家の服部雄一郎さんに、地球とつながる生き方について聞きました。
No.154(1月号)
特集 | 奈良の大仏とその時代
奈良時代、聖武天皇によって造られ、1200年以上にわたって人々に崇敬されてきた奈良 東大寺の大仏(盧舎那仏)——。奈良の大仏は、どのような考え方に基づき、どのような過程で造られたのか、そして、仏像のなかで特に人気が高い興福寺の阿修羅像と光明皇后の関係、当時行われた疾病対策などについて、帝塚山大学客員教授の西山厚さんに聞きました。
No.153(12月号)
特集 | ゴリラからの警告
パソコンやスマホから情報を得たり発信したりすることに、一日の大半を費やしがちな現代の人々─。
こうしたテクノロジーへの依存は、私たちに本当のつながりや充足感をもたらしているのでしょうか。
長年、野生のゴリラの研究を続けてきた山極壽一さん(総合地球環境学研究所所長)に、ゴリラの生態から学ぶ、人間の生き方についてインタビューしました。
No.152(11月号)
特集 | 日本の食と農の未来
お金さえ出せばどんな食品でも簡単に手に入る“飽食の時代”と言われる現代の日本——。
しかし、気候変動や紛争などで、農作物の輸入に不測の事態が起きたらどうなるでしょうか?
持続可能な日本の食と農のあり方について、小口広太さん(千葉商科大学人間社会学部准教授)に聞きました。
No.151(10月号)
特集|ノーミート、低炭素の食生活
サステナブル(持続可能)な社会を実現するため、いま、環境破壊の大きな要因となる肉食を避け、できるだけ地産地消、旬産旬消の食材を選ぶなど、二酸化炭素の排出を抑える低炭素の食生活が求められています。
ドイツ、アメリカ、中華民国、スイス、日本で、そうしたライフスタイルを送っている生長の家信徒を紹介します。
No.150(9月号)
特集|日本ミツバチから学ぶ
在来種である日本ミツバチは、草木の花に授粉を行い、それによって木の実や種子がつくられ、豊かな森が育まれてきました。
しかし今、その日本ミツバチが棲み家を失い、生態系が脅かされようとしています。
そんな現状に警鐘を鳴らし、日本ミツバチが繁殖しやすい環境作りを進めているNPO法人ビーフォレスト・クラブ代表の吉川浩さんにお話を伺いました。
No.149(8月号)
特集|森と人とのサスティナブルな関係
空気、水、食物をもたらしてくれる森は、すべての“いのちの源”です。森が豊かになれば、山も川も人も潤います。そんな森とのサスティナブルな関係を築くには、どうすればいいのでしょうか。“森の国”ドイツで活動する森林の専門家、池田憲昭さんに聞きました。
No.147(6月号)
特集|神、先祖から続くいのち
神からいのちをいただき、先祖からいのちを受け継いで、私たちはいま、ここに生かされています。そうしたいのちの源である神を拝み、先祖に孝養を尽くして生きるとき、幸せな人生が花開きます。
No.146(5月号)
特集|世界の難民問題を考える
難民——その言葉から、どんなことを思い浮かべるでしょう? 自分とは関係のない人たちで、どこか遠い国での話……。しかし、それでいいのでしょうか。2020年末時点で難民を含む故郷を追われた人々の数は8240万人に上ると言われている今、難民問題は決して“対岸の火事”などではありません。難民問題の現状と支援活動などについて、国連UNHCR協会事務局長の川合雅幸さんに聞きました。
No.144(3月号)
特集|田舎暮らしを愉しむ
豊かな自然、安い物価、人のぬくもり……。都会では得られない価値を求め、田舎に移住しようという人が増えています。田舎暮らしの魅力や愉しさとは何かについて、宮崎県の田舎で古民家カフェを営みながら、地域おこしに取り組んでいるNPO法人の代表を務める女性にインタビューしました。
No.143(2月号)
特集 | 悠久の自然を撮る
40年にわたって世界各地を巡り、絶景や秘境、虹や海、そこに生息する生き物などを写真に収めながら、ファインダーを通して見えた悠久の自然の姿……。″自然が微笑みかける瞬間”を撮って感じた、自然と人との対し方について、自然写真家の高砂淳二さんに聞きました。
No.141(12月号)
特集 | 今、なぜSDGsが必要なのか
貧困、差別、環境問題、戦争など世界が抱えるさまざまな問題や課題を解決するための持続可能な開発目標であるSDGs(エスディージーズ)が注目を集めています。今、なぜSDGsが必要なのか、また私たちの生活との関連などについて、秋山宏次郎さん(一般社団法人こども食堂支援機構代表理事)に聞きました。
No.140(11月号)
特集 | 忘れられた共生のまなざし
昨今、土砂崩れや土石流が頻発し、その対策として、自然を力で押さえ込む砂防ダムなどが盛んに造られています。そうした土木技術のあり方に疑問を呈し、“土中環境”から全体の環境を見直す必要があると語る、高田造園設計事務所代表の高田宏臣さんに、健全な“土中環境”とは何か、それが機能している「美しい森」とは何か、さらには、自然と人間との深い結びつきなどについて聞きました。
No.138(9月号)
特集 | 縄文文化の暮らしと文化
1万年以上続いたとされ、悠久の歴史を持つ縄文時代──。その時代に生きた人々が育んだ縄文文化とは、一体どのようなものだったのか、そして、縄文文化から現代人が学ぶべきことは何かなどについて、考古学研究者で東京都立大学教授の山田康弘さんにインタビューしました。
No.137(8月号)
特集 | 小さな転換が地球を救う
省エネに努め、太陽光発電などの自然エネルギーを活用する。地産地消、旬産旬消を心がけ、肉を使わないノーミートの食生活を送り、有機農法で野菜を育てる。二酸化炭素を排出しない自転車に乗り、自然素材や再利用した材料で日用品などを手作りする── そうした小さな転換が、地球を救うことを伝える特集です。
No.135(6月号)
特集 | いのちをつなぐ
私たちは一人で生きているのではありません。神からいのちを授かった私たちは、多くの先祖や父母のいのちを受け継ぎながら、この世に生かされているのです。“いのちの源”である神、先祖、父母に感謝して生きるとき、人生は幸せに満ちたものとなります。
No.134(5月号)
特集 | 原発社会からの離脱
風力発電、太陽光発電ともに原発の設備容量を超え、世界の自然エネルギーが急成長を遂げつつある中、日本は未だ原発への依存をやめようとしません。原発にまつわるさまざまな虚構や、その本質的な欠陥、世界と日本の自然エネルギー事情などについて環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんにインタビューしました。
No.132(3月号)
特集 | ウイルスと共に生きる
新型コロナウイルスの感染拡大で世界が混乱する今、私たちはこのウイルスとどう向き合い、ウイルスから何を学ぶべきなのか。また、ウイルスとはどんなもので、人間に害を及ぼす“悪者”なのかなどについて、ウイルスの研究者として知られ、ウイルスに関する著作も多い東京理科大学理学部教授・武村政春さんにインタビューしました。
No.131(2月号)
特集 | いのちを描く
心になんのとらわれもなく、周囲のものを、ありのままに見つめるとき、この世界は、美しさで溢れていることに気づきます。その感動を絵に描いて表現すると、すべてのいのちは一つにつながっていると感じられ、そこから、より豊かな人生が開けてきます。
No.129(12月号)
特集 | 異常気象と地球温暖化
世界各地や日本で頻発する熱波、大雨、大雪、干ばつなどの異常気象── 今、地球の気候はどうなっているのか。異常気象と地球温暖化の関係や、気温上昇で生じるリスク、私たちが今なすべきことなどについて、長期にわたってIPCC評価報告書の執筆責任者を務めた気候変動の専門家にインタビューしました。
No.128(11月号)
特集 | 森の癒し
さまざまな樹木、草花、動物、昆虫など多種多様な生命が息づく森── そうした森の中を歩き、ときに佇んで、葉を渡る風を感じ、鳥の鳴き声を聴きながら木漏れ日に目をやると、いつしか気持ちが穏やかになっていることに気づくはずです。今回は、そんな“森の癒し”について、森林ジャーナリストにインタビューしました。
No.126(9月号)
特集 | 人は種子なしには生きられない
人は、食料のすべてを直接、あるいは間接的に植物に依存しています。つまり、植物を生む種子なしには生きられないのが人間なのです。種子法の廃止や、種苗法改正の動きがある今、人間にとって種子がいかに大切なものであるかを、種子の研究一筋に歩んできた専門家にインタビューしました。
No.124(7月号)
特集 | 世界に広がるPBSの活動
生長の家では、自然と調和したライフスタイルを実現するため
SNI自転車部──二酸化炭素を排出しない自転車に乗る、
SNIオーガニック菜園部──ノーミートの食生活を心がけ、有機農法で野菜を育てる、
SNIクラフト倶楽部──自然素材、再利用した材料で日用品などを手作りする
という3つのプロジェクト型組織(PBS)による活動を展開しています。地球環境にできるだけ負荷を与えないエシカル(倫理的)な生活の実践が、いま世界に広がっています。
No.122(5月号)
特集 | 食を通して世界を平和にする
食卓を囲み、愛情のこもったごはんを食べると、誰もが笑顔になり、幸せな気持ちになります。「食は世界を平和にする重要なツール」という信念を持ち、世界各地で“愛あるごはん”の普及に努めている、和ビーガンシェフにインタビューしました。