Q 私はパートで働き、老後に向けて貯金をしてきました。しかし、昨年に義母が股関節を骨折して後遺症が残り、引き取って一緒に暮らすことになりました。ところが、パートに行けるのは義母がデイケアに行く日だけになってしまい、収入が大きく減りました。物価が高くなる一方、娘の大学進学も控え、なかなか貯蓄できず、「義母を引き取らなければ……」と考えてしまう自分が嫌になります。(A子・48歳)

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 お若いのに老後に向けた考えをしっかりと持ち、パートで働きながらお義母様の介護をされているあなたは、本当に愛深く尊いと思います。

 私にも義母を介護した経験があります。同居していた義母は病で失明し、さらに半身不随になりました。当時は福祉制度も今ほど整っておらず、紙オムツもない時代で、思い出のある浴衣(ゆかた)や寝間着(ねまき)をすべてほどいて、何枚もオムツを縫ったことを覚えています。

「なぜ私がこんな思いをしなければならないのか……」と、胸の奥に鉛を抱えたような重苦しい毎日でした。義母の目となり、手となり、足となって尽くしながらも、「私の人生を奪われた」と感じていました。

 そんな私の心を支えてくれたのが、毎月送られてくる『白鳩』誌でした。「八方塞がりでも天(神)の方は開いている」「困難な出来事に遭遇すると、運命や人のせいにしたくなる。だが誰のせいでもない、自分の人生は自分の心が創る」「神様は必ずあなたをよい方へ導いて下さる」といった言葉は私のために書かれているように感じ、涙が流れました。

 私の場合は、内職をやめて義母に尽くそうと心に決めました。すると、「奪われた」という思いが「させていただこう」という心に変わり、胸のつかえが消え、少しずつ喜びと感謝の世界が現れるのを実感しました。自分の心の向きを変えるだけでも、見える世界は変わっていくのだと知りました。

 経済的な現実は簡単には変わらないかもしれません。それでも、生長の家では、神が創造された完全円満な実相世界には無限の富が満ちており、心を神に振り向けることで、必要に応じてその富を受け取ることができると説いています。どうぞ富は有限だと決めつけないで下さい。神様の祝福はお金に限らず、様々な形で与えられるはずです。

 明るい心は明るいことを呼び寄せ、明るい人生が築かれていきます。日々の喜びや明るい出来事に心を向ける「日時計主義」の生き方を実践することで、幸せな人生が拓けていきます。

*回答者 M.N
生長の家地方講師。岐阜県在住。趣味は篆刻。地域の子どもたちとの伝承遊びや清掃活動、フードバンク活動を実践している。

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