Q 結婚して移り住んだ土地で知り合いが一人もなく、ママ友がほしくて3歳になる子どもを連れて公園に行きますが、すでにママ友同士で話が盛り上がっていて、なかなか声を掛けることができません。離れた場所で子どもを遊ばせることしかできず、どうしたら上手に声を掛けられるでしょうか。(A子・31歳)
お母さんの周りに安心できる人間関係があることは、とても大切です。孤独を感じていると、大切なお子さんとの関係が難しくなることもあるでしょう。ママ友がほしいと思うのは自然で素晴らしいことです。まずはご自身の願いを、しっかり認めてください。
私は3人の子どもの母ですが、知らない土地で友達ができず、孤独を感じていた時期がありました。そんな時、「友達」について色々考えました。たどり着いた結論は、「自分が自分らしくいられて、その場にいることが楽しいと感じられる関係」でした。
公園のお母さんだけが、友達の対象ではありませんし、子育て中であることや年齢も関係ありません。今は情報も豊富ですから、子どもと一緒に行ってみたいと思うコミュニティや、興味のあるイベントに、思い切って行ってみてはいかがでしょうか。そこにはさまざまな出会いがあります。ご自身が楽しい気持ちになれることが、とても大切です。
私も、少し離れていましたが野外育児の会を見つけて通ったり、自分が心地よいと思える色々な集まりに、子どもを連れて足を運んだりしました。その中で70代のお友達もでき、今では2人でランチに行くほど仲良しです。
もし、「もっとこんなふうに話したら良かった」「私と話していて楽しかっただろうか?」と後悔してしまう癖があるなら、それをやめることです。「こんな会話が楽しめた!」と良いことを思い出すことが、人間関係を育ててくれます。
大切なのは、人間関係を無理につくろうとせず、一瞬一瞬を楽しむことです。一瞬一瞬の思いの積み重ねがあなたの一日、そして人生をつくっていきます。そのことを意識して、感謝の気持ちで会話を楽しんでください。切なる願いは実現します。時間のある時には目をつむって、あなたが望むような愛情に包まれた状況をありありとイメージしてみてください。
あなたとお子さんの毎日が、温かく楽しいものとなりますよう、心からお祈りしています。
*回答者 石澤泰子
生長の家地方講師。山梨県在住。富士山の麓で夫と3人の子どもと暮らす。友達と畑をシェアし、様々な野菜を育てている。
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