Q 小学生の頃から体力に自信がなく、学校の体育の時間が苦痛です。

持久走では、いつも友人たちに追い抜かれてしまうので、よくからかわれたりしています。痩せ型で、「もっと食べなさい」と母からは言われるのですが、あまり食欲がないので、たくさん食べることができません。少しでも体力をつけたくて、帰宅したあとに家の周りを歩くようにはしていますが、あまり改善されていません。時々自分がとても情けなく感じられ、自信が持てずにいます。体力作りのために大切なことについて教えて下さい。(15歳、男性)

hidokei149_Q_A_1

A 成長の喜びを記録し、自分の可能性を信じて努力を続けてみてください

 私も昔から痩せ型で、自分よりも足の速い人も多く、悩んだことがありました。しかし、走り回ることが好きだった私は、中学・高校と陸上競技部の活動に熱心に取り組む中で、徐々に体力も自信も付いていきました。

|自分の可能性を信じること|

 あなたは自分の痩せた体格や体力のなさに劣等感を抱いておられるようですが、安心してください。今はまだ、友人よりも体力がないかもしれませんが、私も本格的に筋力が付き始めたのは高校にあがってからでした。15歳は、まだまだこれから筋力も骨格も成長する時期なので大丈夫です。

 生長の家では、「人間は神の子で、無限の可能性を持った素晴らしい存在だ」と説いています。あなたが少しでも体力をつけたいという向上心を持っているというのは、本来持っている自分の能力を表現したいという気持ちの現れです。その気持ちに従って努力し、練習を積み重ねていけば、自ずと結果も付いてきますので、そんな素晴らしい存在であることを、まずはあなた自身が信じることが大切です。

|トレーニングを記録して成長を意識する|

 せっかく帰宅後に家の周りを歩いているとのことなので、トレーニング方法を変えてみませんか? 私がオススメするのは、心肺機能を向上させられる「インターバルトレーニング」です。例えば、家の周りを一周走って心拍数を上げ、その後はゆっくり家の周りをジョギングして心拍数を整えます。これを5回繰り返してみてください。そして、そのタイムを毎回計り、ノートに記録していくのです。 

 はじめはゆっくりしか走れなくても、毎日続けている内にタイムが向上し、回数も6回、7回と増やしていけるようになっていきます。記録を付けることで成長を意識するようになり、さらに意欲が湧いていきます。

 生長の家では、良かったことや嬉しかったこと、成長を感じたことなど、人生の光明面を記録する『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)をオススメしています。試しに、日々のトレーニングで感じた喜びを書き記してみてください。人生が明るく、楽しいものに変化していきますよ。

 私もよく、インターバルトレーニングをしながら記録を付け、少しずつ目標タイムを上げながら成長を楽しんでいました。あなたも、自分の可能性を信じて、自分の理想に向かって努力する過程を楽しんでみてください。その過程は決して楽ではありませんが、体力が付くとできることも増え、自信が漲ってくることと思います。

回答者
林 大介(はやし・だいすけ)
生長の家本部講師補
生長の家国際本部勤務。中学・高校時代に陸上競技部で活動。社会人でも駅伝チームに所属し、小学生のコーチを経験した過去を持つ。

あなたの悩みにお答えします

人間関係、仕事、恋愛、家族、進学、性格などの悩みをくわしく書いて、手紙、FAX、Eメールなどでお送り下さい。
誌面ではすべて匿名になります。
掲載しない場合でも、生長の家の教えによって解決を希望される方には生長の家講師等からのご返事をお送りします。
住所・氏名・年齢は必ず明記をお願いします。

〒409-1501 
山梨県北杜市大泉町西井出8240番地8182
生長の家メディアセンター内
『日時計24』編集室「Q&A」係
FAX :055-213-5022
Eメール:hidokei@kyobunsha.jp
(携帯電話のキャリアメールでは、迷惑メールの設定によって受信が出来ない場合があります)