Q  高校を卒業後、実家で暮らしながらフリーターをしています。

 
 特に夢や目標などがあるわけでもなく、なんとなくアルバイト生活を続けてきてしまった感じです。このままじゃいけないと思い、正社員を目指して仕事を探してはいるのですが、自分に合う仕事が分からず、悩んでいます。アルバイトも長続きしないことが多く、自分が嫌になってしまうときもあります。どうしたらいいでしょうか?(25歳、女性)

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A  「人間・神の子」の自覚を深め、目の前のやるべきことに取り組みましょう

 
 ご質問を拝見し、「自分に合う仕事が分からない」と悩まれながらも、自分を変えたいと思って行動に移しておられることがとても素晴らしいと感じました。先行きが見えないと不安になってしまいますが、ご安心ください。

「神想観」を実修しよう

 
 生長の家では、自分の内にある理想は既に実現していて、それを外へと表現させたいという思いがあるから、夢や希望が生まれてくるのだと説いています。つまり、「自分に合う仕事を見つけたい」という希望は、既にあなたの中では実現しており、後はそれを現実化させるだけなのです。そのためには、積極的に外の世界に働きかけることも大切ですが、それより先に自分の心を整えることから始めましょう。

 ところで、あなたは自分のことを唯一無二の素晴らしい存在であると思っていますか? 生長の家では、「人間は神の子であり、無限の知恵、良心、豊かさ、健康などが備わった完全円満な存在である」と教えており、大切なのは、まずその自覚を持つことです。

 また、人間は神の子であると心の底から信じるためには、それを「知る」だけではなく、「心の眼で観る」ことが大切です。近年、瞑想が注目されていますが、生長の家では、神の子としての自覚を深めるために、「神想観」という座禅的瞑想法の実修をお勧めしています。

 具体的な方法や、希望を実現するための祈り方については、『新版 詳説 神想観』*1『神想観はすばらしい』*2『“新しい文明”を築こう 中巻 実践篇「運動の具体的展開」』*3などを参考にして下さい。
*1 生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊
*2 前生長の家総裁・谷口清超著、日本教文社刊
*3 生長の家総裁・谷口雅宣監修、生長の家刊

 神想観を実修していくうちに、日常生活のふとした瞬間などに良いアイディアが閃いたり、周囲の環境が、自分にとって最もふさわしい形に自然に整っていったりすることを実感できるでしょう。

無駄なものはない

 
 過去の体験、そして今生きていることに無駄なことは一切ありません。「アルバイトも長続きしなかった」とのことですが、裏を返せば、その分何種類かの仕事を経験されているということです。それらの仕事で得た経験は、きっとあなたのかけがえのない糧になっているはずです。

 今ご実家を生活の拠点とされていることも、ご家族や地域に貢献できる貴重な機会であると捉え、目の前にある「やるべきこと」に喜んで取り組んでいきましょう。過去を肯定して今を明るく生きることは、幸せな未来の呼び水となります。あなたに最もふさわしい仕事が見つかり、生き生きと輝いて、沢山の人たちに喜ばれることを心よりお祈りしております。

回答者
T.S.
生長の家地方講師理学療法士。趣味はソフトボール、手芸、自転車に乗って自然に触れること。米、野菜は地元産のものだけを使うことにこだわっている。

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