Q 3年前に祖父、その1年後に祖母が亡くなり、悲しみが癒えないうちに、今度は、叔母と叔父が死去、そして私もよく知っていた母の親友が、55歳で亡くなったことを知りました。どうしてこう身近な人ばかりがいなくなるのかと思うと、あまりにショックが大きく、悲嘆に暮れる母をどう慰めていいのかも分かりません。どうやったらこの悲しみから立ち直れるでしょうか?(30歳、女性)
A お母様の興味があることに関心を示し、寄り添うことです
ご相談を拝見し、あなたはお母様のことを大切に思っておられる、本当に優しい方だと思いました。
お祖父様、お祖母様、叔父様、叔母様、そして、お母様の親友と大切な方が次々と亡くなられ、どれほどつらく淋しく悲しいことでしょう。お気持ち、お察し致します。
私の父が亡くなった時、一人暮らしになった母がどんどん元気がなくなって、「父ちゃんが迎えに来ているような気がする」と言うようになりました。私は実家から離れた所に住んでいたため、度々行ってあげることもできず、どうしたら母に元気になってもらえるだろうと考えました。
そのとき、母が生長の家を学んでいたのを思い出し、「そうだ。私が生長の家の勉強をすれば母に寄り添えるのではないか」と思い、母親教室*1で生長の家の教えを学ぶようになったのです。そして、「今日はこんなことを教えてもらったよ」と母に電話で伝えました。話をするうちに母はどんどん元気になり、30数年が経って99歳になった今も元気に暮らしています。
*1 母親のための生長の家の勉強会
あなたも、お母様が興味を持っていることを聞いたり、話したりして、寄り添ってあげてください。続ければ、お母様は娘が理解してくれていることに安心して、元気を取り戻されると思います。
生長の家では、「人間のいのちは永遠生き通しである」と説いています。亡くなられた皆さんは、肉体はなくなりましたが、霊界で生きておられるのです。
生長の家には、仏教、キリスト教、神道などの教えを現代語で分かりやすく説いた聖経*2や讃歌*3がありますので、お母さまと一緒に読んで、亡くなられた方々を供養していただきたいと思います。
*2 生長の家のお経の総称
*3 『大自然讃歌』『観世音菩薩讃歌』『飛鳥讃歌』(すべて生長の家総裁・谷口雅宣著、生長の家刊)のこと
あなたの優しい気持ちが通じて、お母様が悲しみから立ち直るよう祈ります。
回答者:J・H
(生長の家地方講師)
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