人間の可能性は無限である。
どんな子供にも神性・仏性があります。
それをどうやって引き出すかが、
教育の最高の課題です。
愛と認識が、
その偉大なる作業者だといわなければなりません。
そして次には“訓練”が必要です。
訓練にはきびしさと、繰返しと、
そしてやり直し、突き放しが必要です。
さらにいうならば、「祈り」がなくては、
真の教育は成功しないのです。
「祈り」とは心の底の奥深い宣言です。
それは、「わが子よ!」という
いたわりと信頼の宣言でしょう。
(谷口清超著『親と子の愛について』30ページ、日本教文社刊)

子どもを信頼して長所を認め、心からの褒め言葉をかけましょう

 
 生長の家では「神の子、無限力」という人間観を根本として、どんな姿が現れても、それに囚われず、神の子の本来の素晴らしさを信じて認め、褒めることによって、その子の良さが伸びていくと教えています。

 我が家も、特集に登場されているM・Sさんと同様に、6人の子育て真最中ですが、長男が小学6年生の時、所属していたバスケットボールチームの試合で膝を怪我し、痛みで別人のように落ち込んで、学校へ行けなくなったことがありました。

 長男の痛がる姿に、心配でたまらず悩みましたが、知人の紹介で良いスポーツ専門医に出会い、担任の先生の手厚いサポートもあって、全治5カ月の骨挫傷(こつざしょう)を乗り越え、再び元気に登校できるようになりました。

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子どもを信じ、讃嘆する

 
 この一連の出来事の中で、私は深く反省したことがあります。それは、生長の家を熱心に信仰する両親から信頼とたくさんの讃嘆を受けてきたにもかかわらず、わが子には、つい厳しい言葉や叱咤をたびたび口にしていたと気づいたのです。これからは子どもたちを信頼し、もう叱咤することはやめようと決意しました。

 長男が所属するチームは、ミスを責めず、良いプレーを積極的に褒める指導を長年続けています。そのチームには双子の次男と三男も入団し、2024年は県代表として関東大会出場。昨年は「コーチの叱責は禁止。ベンチからの賞賛はOK」という特別なルールの大会に出場して、ベストチーム賞に選ばれ、私も子どもたちを信じて褒めることの大切さを実感しました。

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 今春、高校生となった長男は大好きなバスケを続けています。仲間が多く自立心もあり、家族が体調不良の時は料理をしてくれる思いやりにも溢れています。

 子どもを信頼し、その子の長所をしっかりと認め、優しい言葉や心からの褒め言葉をたくさん届ければ、子どもたちは必ず生き生きと自分の力を発揮していくことでしょう。

(田中明憲・生長の家本部講師)