Q 昔から目元にコンプレックスがあり、美容整形の手術を受けたいと思っているのですが、自分のなかに「本当に手術を受けてもいいのだろうか」という迷いがあり、悩んでいます。両親からも強く反対されていて、もし自分が思い描いていたイメージと違ったら、ずっと後悔するかもしれないという思いもあります。どうしたらいいでしょうか。(25歳、女性)
A 日々の心がけを大切にして、あなたらしく生きていきましょう
その人からにじみ出る雰囲気
相談を拝見し、強い気持ちがあるのでしたら、ご両親に説明を尽くせばいいのではと思いましたが、迷っているとのこと。その手術は、あなたの本心から望んでいることでしょうか? おっしゃるとおり、美容整形手術は思い通りの結果にならないこともあります。後悔しないためにもよく考える必要がありますね。
調べたところ、プロにメイクの依頼ができたり、パーソナルレッスンを受けられたりするサービスがあるようです。コンプレックスをうまくカバーでき、あなたの強みを生かせるようなメイクが学べるかもしれません。メイクは気分を明るくしてくれますよね。一度検討してみてはいかがでしょうか?
美しくありたいと思うのは、人間であれば当然のことです。しかし、メイクや美容整形手術でそればかりを追求して、自分の外見を美しくしたとしても、周りを顧みず、毎日卑屈な心でいる人は魅力的と言えるでしょうか。そう考えると、その人自身が発する雰囲気というのも重要な気がしてきませんか? 明るい表情や言動、芯の強さ、丁寧な所作や立ち居振る舞いなど、その人の日々の心がけからにじみ出る雰囲気には、奥深い美しさがあるものです。
人間の本質とは
生長の家では、人間の本質は外見など目に見える肉体のことではなくて、魂そのものだと考えます。そしてその魂は、誰にも傷つけられない、完璧で個性溢れる美しいものです。
良い行いをしたり、誰かを助けたり、喜ばせたりした時、心がほかほかと嬉しく感じられるのは、魂が本来の姿を現しているからです。この“本質的な喜び”を感じられる生活を送ることで、言動が明るくなり、思考が変わり、あなたの発する雰囲気はさらに魅力的なものになるはずです。
このような日々を送るには少し努力が必要ですが、『夢の地平線』*1をはじめとして、谷口純子・生長の家白鳩会*2総裁の著書には、そのヒントがたくさん書かれています。ぜひ読んでみてください。
*1 生長の家刊
*2 生長の家の女性の組織
今は多様な美しさが認められる時代で、自分の外見をポジティブに捉えて活躍する人も大勢いますよね。一部のネガティブな意見をはねのけ、堂々と自分のスタイルを貫く姿に、「私は私でいいのだ」と勇気づけられる人も多いのではないでしょうか。
メイクや美容整形は私たちの気分を前向きにしてくれますが、外見を整えるだけのもので、あなたの魅力はそれだけではないはずです。どうか自信をもって、明るい毎日をお過ごしください。
回答者
岡田香利(おかだ・かおり)
生長の家地方講師
山梨県北杜市在住。趣味は服作り。最近は型紙を勉強中。マニアックな布屋で、好みの生地を発掘するのが好き。
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