Q 昔からですが、私には嫉妬深いところがあり、人の成功を素直に喜んであげることができません。会社では営業職に就いているのですが、同僚の営業成績が良いと悔しい思いが湧いてきてしまって、その度に自分が嫌になってしまいます。こんな自分を変えたいと思っているのですが、どうすればいいでしょうか。(30代、男性)

A 少しずつでよいので、善い言葉や行動を心がけてみましょう
理想の自分になりたいという思いの表れ
あなたは、今の仕事に真剣に向き合っておられる方なのだなとお見受けしました。相手の成功や良いところをうらやましく感じることは、誰にでもあることです。なので、悲観することはありません。
生長の家では、今見ているものは心を通して表現している仮の世界であり、どんな人も全き善の神の子であって、この世界はその完全な姿を現すための練習の場だと説いています。「自分を変えたい」というあなたの願いは、「理想の自分になりたい」という向上心の表れであり、もっと素晴らしい自分がいて、それが自分の本質であるという思いの裏返しなのです。
僕も学生時代に苦手な絵を克服しようと、時間さえあれば描き続ける努力をしました。ですが、いつも授業をさぼっている同級生が数十分で描き上げた絵が優秀賞を取り、素直に喜べなかった経験があります。
それから時間はかかりましたが、自分の絵を喜んでくれる人もいましたし、今考えると感謝できることはたくさんあって、その人を祝福してあげればよかったと思えるようになりました。
言葉を変えることから
すぐに相手のことを認めるのは難しいと思いますが、まずは言葉や表情、考え方を明るいものに変えていくように意識してみてください。私たちの口癖や考え方の傾向は、過去の経験を基にして、無意識のうちに、自動的に行っています。この無意識を潜在意識といい、「一人称」(=「私」として)で働く特性があると言われています。つまり、潜在意識に自他の区別はなく、他人に向けた言葉も、すべて自分への言葉として受け取ってしまうのです。
例えば、他者を心から祝福すると、それは自分を祝福するメッセージとして潜在意識に入ってきます。逆に、人の陰口や悪口を言うと、「自分が言われている」と潜在意識にインプットされてしまうのです。日常的に使う言葉はとても大切なので、意識して善い言葉を口に出す練習をしてみてください。
そこでおすすめしたいのが、「四無量心を行ずる神想観」*です。
* 生長の家独得の座禅的瞑想法。神想観について詳しくは、『新版 詳説 神想観』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)、『神想観はすばらしい』(前生長の家総裁・谷口清超著、日本教文社刊)等を参考にして下さい
「四無量心」とは「慈」「悲」「喜」「捨」の四つの仏の心のことです。「慈」は人の心から苦しみを除こうとする思い、「悲」は他の人に楽を与えようとする心、「喜」は「喜徳」で他人の喜びを自分の喜びとする心、そして「捨」は「捨徳」といって、すべての執着を放ち、相手を自由に放つ心のことです。
この「慈悲喜捨」の心を持つことによって、「私とすべてのものは本来一体の神様の現れ」だと認識することができます。その一歩一歩が、これからの毎日を明るくしていくはずです。頑張っていきましょう!
回答者 Y.T.
生長の家地方講師
大阪府寝屋川市在住。趣味は自転車旅で自然の中でのんびりしたり、旅先の文化や景色を味わうこと。お気に入りは小豆島の寒霞渓(かんかけい)。
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