生長の家では、「人間の本体は、肉体ではなく生命であり、たとえ肉体が亡くなっても、本体である生命は永遠に生き続ける」と説きます。

 私も子どもの頃から、父に連れられてお墓参りをしました。「ここには、新宮家の先祖が入っているんだよ」と父は教えてくれました。目には見えないけれど、ご先祖様がおられるのだと感じた記憶が、今も心に残っています。

 今、私には家族があり、子どもを育てています。子どもには末永く幸せに暮らしてほしいと願っています。新宮家の代々のご先祖様も、私と同じように子孫の繁栄を願ってこられたに違いありません。

 私たちがこの世に誕生し、生きることができるのは、代々のご先祖様が「いのちのバトン」をリレーしてくれたおかげです。だからこそ、幸福な人生を築くには、先祖のご恩に感謝して供養し、ご加護をいただく流れを滞らせないことが大切です。

 生長の家では、「大地は神様、根は先祖、幹は両親、子孫は枝葉。枝葉に花咲き、よき果を結ぶは、親に孝養、先祖に供養」と説いています。「今、私はご先祖様のおかげで生かされていて幸せです」という感謝の心を持つことが、ご先祖様に悦ばれることであり、私たち子孫の幸福の土台となるのです。

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先祖に心を向ける

 
 さて、ご先祖様への感謝を表現するための具体的な方法を、二つご紹介します。

 一つは、ご自宅に仏壇がある方は、毎日仏壇に手を合わせ、感謝の気持ちを伝えて下さい。仏壇がない場合でも、ご先祖様の功徳(くどく)に思いを馳せながら、「ありがとうございます」とお伝えください。

 もう一つは、お盆やお彼岸などの折にお墓参りをし、亡くなった先祖の話を親族などから聞いたりして、感謝の思いを深めることです。

 どうか、ご先祖様と心を一つにして、悦びの人生を歩まれてください。

(新宮 一(しんぐう・はじめ)・生長の家本部講師補)