夫と妻とはどんなに違っているように見えていても、
その心は一つにつらなっておりますから、
「一体」であります。
そしてお互いに「補足の関係」にあります。
これは一方の足らないところを他方が補って、
両者が一つになって初めて
完全な生活ができるように
なっているということであります。
だから夫婦は感謝し合い助け合ってゆくのが
何よりも大切で、
これさえ行なえれば
いっさいの不幸は雲散霧消するのであります。

(谷口清超著『愛情教室』123ページ、日本教文社刊)

「人間は神の子」と説く生長の家では、家庭について「神の子同士が、神の子の生活を実現するための道場」と教えています。つまり、家族が互いに拝み合い、互いの命を尊重することが、幸福な家庭を築く基礎なのです。とりわけ夫婦は深い縁で結ばれていますから、一層、互いの存在を尊ぶことが大切です。

 私はこの11月で結婚22年になります。式は当時勤務していた生長の家宇治別格本山宝蔵神社*1で挙げ、仲人をして下さった上司から、「山口さん、夫は妻に“ハイ”ですよ」と、はなむけの言葉をいただきました。
*1 京都府宇治市にある生長の家の施設。宝蔵神社や練成道場などがある

 私は上司に「妻が夫に“ハイ”の間違いではないですか?」と尋ねました。現在とは異なり、かつて生長の家では「妻は夫に“ハイ”」と説いていた*2からです。すると上司は、「夫も妻にハイをして、互いに拝み合うことが夫婦調和、家庭円満の秘訣です」と教えて下さいました。今の幸せなわが家があるのは、この言葉のおかげだと実感しています。
*2 『“神の子”は性別によらず―生長の家白鳩会会則改正に伴うジェンダー関連問答集』参照

siro_kaisetsu_1

相手の立場に立って思いを寄せる

 
 3年前、妻が長女と北海道で、私が次女と三女と山陰で、4カ月ほど別々に暮らしたことがありました。妻は長女の大学受験、高校卒業、大学入学、それに伴う引っ越しを引き受け、私は次女の高校受験、中学卒業、高校入学と、三女の小学校卒業、中学入学をサポートしました。

 この間、私は妻が担ってくれていた家事や子育てを自ら行うなかで、妻への感謝が深まりました。相手の立場に立って思いを寄せることが、感謝の第一歩だと感じています。妻からも、「前より家事や子育てに協力的になった」と言われるようになりました。

 夫からでも、妻からでも、気づいた方から相手を神の子として拝み、感謝の言葉を掛けながら、幸福な夫婦生活を実現していきましょう。
(山口哲弘・生長の家本部講師)