私は妻と4人の子供に恵まれ、さらに孫も3人誕生し、幸せな日々を過ごしております。この幸せな生活があるのは、私の人生にとってのターニングポイントとも言える「父への感謝」のおかげです。すでに父は霊界へと旅立っていますが、生きている間に感謝ができて本当によかったと思っています。

父親に反発していた少年時代
私は父に長く反発していました。と言いますのも、父は貿易船に乗る仕事をしており、ほとんど家にいなかったので、あまり父親という感じがしなかったからです。兄弟は5人いますが、母が一所懸命に私たちを育ててくれました。
さらに父は酒好きで、酔うと暴言を吐き、説教が始まります。たまに帰ってきても酒を飲み、文句ばかり言う父に、「あんな父親はいらない」とさえ思ってしまいました。
父との関係が上手く行かないと、目上の人との関係も上手く行きません。人間関係は、両親との関係が基本になるからです。私は中学に進学した頃から先生にも反発し、非行に走りました。

高校ではオートバイに夢中になり、暴走行為を繰り返して3度停学処分を受けました。好きだった野球も監督と大喧嘩して辞めさせられ、何をやっても上手く行かず、「自分なんか生まれてこなければ良かった」と思いました。
そんな私を救ってくれたのは、生長の家を信仰している母の「お前は神の子だから何があっても大丈夫」という言葉でした。どうしようもない自分でも、母だけは私を神の子として信じ続けてくれている。そう思うと、申し訳なさを感じ、高校を卒業しようと決意しました。
そして、何とか卒業でき、これまでの生活を悔い改めようと、生長の家総本山*にご縁をいただいて就職しました。
* 長崎県西海市にある生長の家の施設。龍宮住吉本宮や練成道場などがある

自分が変われば、世界が変わる
生長の家総本山では、生長の家の教えを合宿形式で学ぶ練成会の運営に携わりました。その中で、はじめて浄心行を受けたのです。浄心行(じょうしんぎょう)とは、心にある不平不満の思いを紙に書き、浄化の火で焼却する宗教行です。
私は父に対する不満を紙に書き始めたのですが、次々と思いが溢れ、手が止まりませんでした。その後、その紙を燃やすと心がとても軽くなり、素直な気持ちになれたのです。
すると、小さかった頃の記憶がよみがえってきて、優しい父の笑顔が思い浮かび、涙が止まりませんでした。家族のために厳しい仕事を続けてくれていたのに、家に帰ったら反発する息子がいて、どれだけ寂しい思いをさせたかと、心から懺悔をしました。本当は父に愛して欲しかったのです。そのとき私は、父に感謝しようと決意しました。

その後、父が生長の家総本山の練成会に参加したことがあり、そのとき、私は勇気をふりしぼって「ありがとうございます」と、感謝の思いを伝えました。父もニコッと笑って私に「ありがとうございます」と言ってくれました。モヤモヤした思いがスッと消えて、心のわだかまりが無くなりました。
それが私にとって人生のターニングポイントであり、そこから明るい運命が開かれていったのです。
自分が変われば世界は変わります。素直な気持ちで、ご両親に対して感謝の思いを伝えてみましょう。その瞬間から、あなたの明るい運命が必ず開かれます。
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日向光春(ひなた・みつはる)
生長の家本部講師
生長の家本部練成道場勤務。孫が2024年に2人、2025年に1人誕生。孫の成長が一番の楽しみ。地域社会貢献として、公園ボランティアの活動を楽しむ。





