進路を決めるにあたり、将来どんな仕事をしたいか、すでに夢や目標のある人もいれば、悩んでいる人もいるでしょう。
私たちは人生の大半を仕事に費やして過ごします。ですから、そもそも働くことを喜べないと、人生を喜べないことになってしまいます。仕事は、生活の糧を得るための大切な手段でもありますが、最も大切な目的は、「働く」の語源が「はた(=そば・まわり)を楽にする」にあるといわれるように、「自分の持てる力を活かして、人や社会のお役に立つよいことをする」ということです。
そして、私たちは働くことを通して、さまざまな課題に向き合います。ときには順調に、ときには四苦八苦しながら、たゆまず努力や工夫をして目の前の課題(人間関係なども含めて)を乗り越えていく過程で、人間としてたくさんのことを学び、成長していきます。
そんな日々の中で、「何かに貢献している」「成長している」という実感がよぎる瞬間があります。そのとき、「働くって楽しいな」と思うことができるのです。そうした瞬間を、どんな小さなことでもいいので、一つでも多く見つけて、それに感謝するのが働くことを楽しむコツです。働く時間を苦痛と感じ、休みの日を待ち焦がれる人生は、もったいないです。

では、これから将来の仕事を見つけようとするみなさんは、どうしたらいいでしょうか。
まずは、一人で落ち着ける場所に座って、目を閉じ、ゆっくり息をしながら、次のように自分に静かに問いかけてみてください。
「私はなぜ仕事するのか?」
「私は人に社会に『貢献』し、人として『成長』するために仕事する。それが私の喜びである」
そのあとさらに、次の言葉を何度も心に念じながら、心を整える時間を一回三分つくってみてください。

「私の中には神の無限力が宿っている。その力が、今、現れつつある。私には、もっとも適した仕事が、すでに神様から与えられている」
何度もこの祈り(瞑想)を繰り返すうちに不安が薄れ、心が安定してきて、良いひらめきや直感を得やすい状態になります。そして今、自分のやるべきこと、もし学生の方なら学校の授業や部活動、家事のお手伝いなどに一生懸命取り組み、そんな自分を心の中で祝福し、応援するようにしてみてください。

その際、いつでもメモ帳とペンを持ち歩き、よいことがひらめいたらすぐに書き留めることをお忘れなく(五感を活用することで脳が活性化するので、手書きがおすすめです)。次第に視野が広がり、これまで気づかなかった自分の興味や得意なことに気づいてきます。
なお、先述した祈りを続けた結果、導かれた仕事が一見、自分の思っていたものと違うように感じても、心配しないでください。今のあなたにとって、その仕事こそがあなたを成長させ、あなたの中に眠る力を向上させるのにもっとも適したものなのです。
そのことに感謝しながら努力を続けることで、あなたは必ず成長し、最も良いときにその環境を卒業したり、あなたが一層貢献できる道がひらけたりするのです。どうぞ恐れず、明るく、希望をもって進んでください。
Y.I.
生長の家本部講師補
好きな食べ物はうどん。「人々と動物たちの心の交流に関心があり、それをテーマにした本を読んだり、動画を家族で見たりするのが好きです」





