Q 私は恋人や友人に依存してしまう傾向があり、その人と常に連絡を取っていないと不安が収まりません。


そういった依存体質を改善したくて、できるだけ人に頼らず一人でいる時間を増やそうとしたら体調が悪くなり、他人との距離のとり方もぎこちなくなってしまいました。どうしたら依存体質から抜け出せますか。(A子・31歳)

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 私も学生の頃、友人からの連絡や遊ぶ約束がない時や、友人の輪の中に自分がいない時に不安になることがありましたので、お気持ちが分かります。

 当時の私は自信がなく欠落感を感じ、常に心が満たされていない状態でした。ですが生長の家では、神様は完全であり善なる存在で、神様に創られた人間は、みな「神の子」で完全円満で素晴らしい存在であると説いています。あなたも、本来素晴らしい存在なのです。そのことを実感できるように、日常から少しずつ視点を変えてみることをおすすめします。

 まずは、夢中になれることを見つけてみましょう。仕事や習い事、資格取得などスキルアップに繋がることも良いでしょう。楽しみや成長する喜びを感じ、気持ちが前向きになります。

 次に「不足」ではなく、嬉しいこと、楽しいことに目を向けてみましょう。仕事があること、恋人や友人が健康に暮らしていること、連絡の手段があること、美味しいごはん、美しい花や可愛い動物など、まわりにある自然・人・ことに目を向けて、感謝することを習慣にしましょう。

 生長の家には、その日の嬉しかったことや楽しかったこと、感謝したいことを書く『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)があります。一日ひとつでも書いていくと、次第に嬉しいことやありがたいことを見つけるのが楽しくなり、不足や不安を感じることが減って、人に依存したい気持ちも薄れていくでしょう。

 そして人が喜ぶことをしてみましょう。感謝の気持ちを言葉にして伝えたり、職場でちょっとした掃除や花の水やりなど、普段人が気付きづらいことに目を配ったり、誰かの手伝いなどでもよいでしょう。「誰かに頼らないと不安な自分」「周囲に求める自分」から、「他に愛を与える自分」になることで、依存しないと不安になる心が消えていきます。あなたの生活が、笑顔に満たされたものとなりますよう、心からお祈り申し上げます。

*回答者 M.J.
生長の家地方講師。夫と娘(6歳)の3人家族。毎日の楽しみは『日時計日記』に家族への讃嘆を書くこと。

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