Q 進路で悩んでいる中3の息子から、eスポーツの専門高校に進みたいと打ち明けられました。

 プロゲーマーは将来が心配ですし、普通に高校に進学して大学に行ってほしいと思っています。しかし、息子が初めて自分から口にした夢を応援してやりたい気持ちもあります。どうすればよいでしょうか。(A子・47歳)

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 息子さんに普通の高校に行ってほしいというお気持ち、よく分かります。私も同じような経験があります。

 当時、中学3年の息子から「プロゲーマーになりたいから、通信制の高校に行きたい」と言われた時は、内心冷静ではいられませんでした。でも、夢を応援してあげたい気持ちもあり、プロゲーマーを目指してもいいけど、普通の高校に行ってほしいことを伝えました。その後、担任の先生が息子のためによくしてくださったおかげで、息子はITを専門に学ぶ高校に行くことができ、今は楽しく通学してます。

 まずは、息子さんが初めて夢を語ってくれたことを心の底から喜び、応援してあげてください。母親から認められ、応援されていると思えば、それが大きな力となります。

 人間は神の子であり、どの子も自分で人生を切り開いていく力を持っています。その内在の神性(しんせい)を拝み、神様に全幅の信頼を寄せるために、生長の家独得の座禅的瞑想法である神想観の実修をお勧めします。神様の御心(みこころ)に波長を合わせて、息子さんの実相の完全円満な姿を拝むのです。そのうえで、息子さんと将来についてよく話し合い、親としての思いや気持ちを伝えてみてください。

 その際に大切なのは、どの子にも独特の個性があり、個性が生かされるのにふさわしい道があるので、親の理想や価値観を押し付けないことです。親の願いや心配が執着となって、子どもの可能性を摘むことになってしまいます。

 息子さんにとって最も良い道へ進むことを願うために、『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)を書くこともお勧めします。この日記に日々の喜びや息子さんの美点を書き続けることで、良いことに目を向ける習慣が身につき、その習慣が良い運命を作ります。

 子どもの天分(てんぶん)が発揮できるように祈り、愛念を送ることが親の仕事です。息子さんの天分が花開くことをお祈り致します。

* 神によって創られたままの完全円満なすがた

*回答者 S.N.
生長の家大分教区地方講師。夫と2人の子どもの4人家族。地元の鶴見岳に登るのを楽しみにしている。

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