Q 産後4カ月です。産後太りもあり、些細な体重の増減に一喜一憂する日々です。

以前、太るのが怖くて拒食症を患ったことがあり、それからは常に体重の増減が気になってしまいます。恐らく、私は太ることで自分が変わってしまい、元に戻れなくなるのが怖いのだと思います。何か楽になる考え方はないでしょうか? (A子・33歳)

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 生後4カ月のお子さまの子育てをされている今の生活は、育児中心ですね。一般に、出産後は筋肉量が減って基礎代謝が下がる上、食事や睡眠の乱れで太りやすくなると言われます。またホルモンバランスの変化により、気分が不安定になりがちですから、まずは、自分の気持ちをパートナーか信頼できる人に話してみるのが良いと思います。

 いつまでも美しくいたいと思うのは、女性として当然の願いです。しかし、体重の増減が過度に気になるのは、自分を否定する気持ちとつながっていることがあります。

 私にも食べて吐くという摂食障害の経験があります。その頃を振り返ると、心の奥底で周囲に愛されているという実感や自信を持てずにいたのだと思います。

 生長の家では、すべての人は本来素晴らしい存在であると説き、「人間は神の子」と表現します。そのことを深く理解すると、本当の自己肯定感が育まれ、自分に自信が持てるようになります。また、人生は心でつくると説きますから、良いことだけを記す『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)に自分を肯定する言葉を書いて、心の向きを明るい方向へ変えることをお勧めします。育児や家事を頑張っている自分をほめ、「自分は幸せ」「美しい」といった言葉を書きつづってみてはどうでしょうか。

 私は年子の2人を出産後、体重が元に戻らず、このまま年を重ねていくのか、とあきらめ半分でしたが、子どもたちが4、5歳のころに、親子でマラソン大会に出ることを目標に、一緒にジョギングを始めました。その後、自転車に乗り始め、休日にロードバイク(スポーツ自転車)で出掛けるのが日常になり、健康でいられることの幸せを日々感じています。

 年を重ねても自分次第で新しい世界が開け、求める美しさの基準も含めて、価値観も変わります。ご自分の変化をむしろ楽しみながら、ご家族とともにより幸せな人生を歩まれることをお祈りいたします。

*回答者 水島育子
生長の家本部講師。最近の楽しみは、ロードバイクで長距離を走ることと、手作り携行食の研究。

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