Q 彼と結婚して、子どもを授かりました。

しかし、悪阻(つわり)があったり、仕事中にきついことも増え、早退したり、休みを取ったりすることが多くなってしまいました。職場の人は「今は無理する時じゃないよ」と言ってくれますが、自分を責め続ける日々です。夜になったり一人きりでいると不安感や自己嫌悪に襲われて涙が止まりません。(B子・32歳)

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 ご懐妊、おめでとうございます。妊娠後、日々変化する体調の不安や、周囲に迷惑をかけてしまうのではと自分を責める気持ちは、私も共感させられます。私も3度妊娠しましたが、その度に悪阻(つわり)で家事や育児、仕事がままならなくなりました。その時、夫の「悪阻でしんどい自分を責める必要はないよ」との一言にとても救われました。

 生長の家では「人間は皆神の子であり、本来病無し」と説いています。つまり、悪阻や妊娠による体調不良が続くあなたは、本来の姿ではないのです。妊娠、出産とは、神様が神の子である父親と母親を通して、この世界に赤ちゃんという神の子を誕生させるための営みです。一人で不安な時も、常にあなたの中に神様がいらっしゃいます。『日々読誦三十章経』(生長の家のお経のひとつ。現在品切れ中)の「今・此処・天国を実現する言葉」には次のように記されています。

「絶対者と一体になる最高の神想観()はただ一つ──しずかに坐して次の如く念ぜよ。『吾が中に、神が今此処に、そして天国が今此処にある。』」

 短い時間でも構いませんし、悪阻がきつい時には横になりながら、この言葉を心の中で唱えるだけでもいいので、神想観を実修して、神の子を誕生させるために妊娠しているのだと、どうぞご自身を認めてあげてください。

 神様との一体感を深めるために生長の家では、自転車の活用や家庭菜園の実践、そして生活用品の手づくりを推奨しています。妊娠中は自然と調和した材料や手段で、自然の恵みを感じながら手づくり・ハンドメイドをして、赤ちゃんを迎えるための準備をすることをお勧めします。材料選びや作成過程で神様との一体感や赤ちゃんへの愛情がさらに深まり、手づくりをするなかで心に安らぎが生まれるでしょう。

 安産とあなたの健康とお腹の赤ちゃんの健やかな成長を、心からお祈りしております。

生長の家独得の座禅的瞑想法

*回答者 香川侑子
生長の家地方講師。夫と2人の子供、義父、義弟の6人家族。再開した家庭菜園の収穫を楽しみにしている。

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