彼と付き合うようになり、毎晩電話で話しながら『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)を書くのが日課になりました。

その年の年末、彼が生まれ育った滋賀県に行ってみたいなぁという私の希望から、二人で一緒に行くことになりました。
そして、彼のご両親に会うことにとても緊張しましたが、やさしく迎えて下さいました。
家に帰ってきてから、ご両親に感謝の手紙を書きました。
お返事をいただき、それから幾度となく手紙のやり取りをしました。

年が明けて2月、母の還暦のお祝いのため、彼と一緒に茨城の実家に帰省し、両親と兄、姉夫婦に彼を紹介しました。
その時に父に「いつ結婚するんだ?」と聞かれ、「うちら結婚するんだ……」と急に現実味がおびてきました。
いつか結婚するだろうとは思っていましたが、何か目に見えない力に押されて、どんどん結婚する方向に向かっていくような感覚でした。

イラスト/石橋富士子

6月になると滋賀の彼の実家に挨拶に行きました。
その時、婚約指輪の話になり、お義母さんが山田家に嫁いだ時にもらった婚約指輪のダイヤで、新しく指輪を作ることになりました。

そして7月、都内で両家の父母が集まる中で婚約しました。
お義父さんに「初めての娘ができるのが嬉しい」と言われ、感動しました。

婚約してからは新居探しが始まりました。
ありがたいことに、彼の会社が契約している不動産会社から提案された物件がとても条件が良く、すぐに決まりました。
その月、「トルコキキョウ花のつどい(*1)」で、私がリーダーとして開催するのは最後になりました。
参加者みんなに支えられ、このつどいとともに成長し、結婚に至ったと言っても過言ではなく、私にとって大切なものだったので、名残惜しく感じました。
最後にみんなからサプライズプレゼントをいただき、ただただ感謝の気持ちで卒業できました。

8月8日、ついに入籍する日となり、出会ってから2年弱、付き合ってからは8カ月ちょっと、とんとん拍子で結婚する運びとなりました。
今思えば、高校生の時の交通事故をきっかけに父に感謝できるようになったこと、感謝の先祖供養したこと、毎日を明るく過ごしてきたこと、他にもいろいろなことが積み重なって、一番いいタイミングで素敵な半身さんと出会い、結ばれることができたのだと思います。

結婚後、写真の整理をしていると、大学生練成会(*2)に参加した時の集合写真が出てきました。
なんと私の5人くらい横に、夫が写っていたのです。
結構前から同じ場所にいたのに、一番いいタイミングで知り合うことができたのだと思います。
素敵なめぐり合わせに感謝しています。

*1 生長の家青年会の独身女性のつどい
*2 合宿形式で教えを学び、実践するつどい

Y.M. 茨城県出身、山梨県在住。平成21年8月、22歳で入籍。現在、夫と6歳の娘、5歳の息子との4人暮らし。娘に作ったスタイをきっかけに裁縫にはまり、布小物作家として活動している。趣味は作ること。作れるなら何でも手作りしたいと言う。生長の家地方講師。
Y.M.
茨城県出身、山梨県在住。平成21年8月、22歳で入籍。現在、夫と6歳の娘、5歳の息子との4人暮らし。娘に作ったスタイをきっかけに裁縫にはまり、布小物作家として活動している。趣味は作ること。作れるなら何でも手作りしたいと言う。生長の家地方講師。